中国へ出張に行ってまいりました。2泊3日の短い旅でしたが、移動時間が長くて仕事よりも疲れましたね^^;山東省への出張でした。内陸部なので新幹線(高速鉄道)と車で移動。エコノミー症候群にならないかと不安になるくらい座りっぱなしでしたね。
中国は物流、冷凍技術も先進国と変わらず、沿海部の新鮮な魚を内陸部に輸送できるようになったため、海魚も庶民の口に入りやすくなってきました。
でも、中国内陸部では魚と言ったらやはり淡水魚の方がシェアは多い気がしますね!
中国に行ったら淡水魚を食え!
私も健啖隊さんの様に淡水魚を釣って食いたのですが、セシウムの量が多いし、そもそもドブ川なので食用は無理です。なので淡水魚を食べるとなったら中国出張の時ぐらいです。
鯉は栄養たっぷりっ!!!中国出張で鯉を喰った!
キャットフィッシュを喰らうっ!
到着日の晩餐で鯉料理を所望しましたが、その店では鯉を扱っておらず断念。
翌日の朝、ホテルのレストランでバイキングを摂っていたら…
!?
「この魚はなんですか?」
と、スタッフに聞いてみたら「草魚」とのこと!
まさか草魚と遭遇するとは!!!
見た目は鷹の爪にラー油っぽい液体があるのでとても辛そうに見えますが、それほど辛くはありませんでした。
更に適当に料理を盛り付け。
プリプリとした白身。
どうやって作ったのでしょうか。蒸したような感じでしたが、炒め料理のようにも見えます。味の方はと言いますと…
うまいっ!
これが・・・淡水魚か!
全然泥臭くないし、食感はホクホク、ぷりぷりとしていました。
塩味で程よい唐辛子の辛さ。少しにんにく風味で食欲をそそります。御飯が欲しくなりましたけど、御飯がないので饅頭片手に草魚肉をパクついていましたwめちゃくちゃ後を引く味です。さすが、戦前中国から食用のために持ち込まれただけのことはあります。
コイ科特有のY字骨のお出ましだっ!
確かに小骨は邪魔でしたが、それを補うどころか余りある美味しさ。
舌鼓を打ちその日は気持ちよく仕事ができました。
3日目。
どうせなら食べるなら淡水魚でしょ!
3食全部淡水魚を喰ってやりたい勢いですが^^;それは時間的に無理でした。
ですが、最後に寄ったレストランで鯉料理を発見。迷わず注文!
どどんっ!
素揚げでしょうか?辛味のあるソースがたっぷりと染み込んでいて、クミンと唐辛子がまぶしてありベースは塩味でした。
くう~~~!!
うまいっ!
まいう~!なんて生ぬるいもんじゃない!海原雄山並に叫びたくなるほどの美味しさ。
カラッと上がっていて小骨も構わず噛み砕いてやりました。細いY字骨もさほど気にならず。身は思った以上に柔らかく、プリっとしておりました。この時も御飯が来なかったので、カオビンという小麦を練って薄くし、焼いたパンのような物を食べました。モチっとしていて美味しかったです。
養殖鯉だから泥臭みがないとはいえ、絶対に多少はあると思いましたが…ほとんど臭いがありませんでした。鯉は大変栄養があり、滋養強壮に良いので日本でも食用魚として全国的に普及しないかな~。日本でも一部地域で名物でありますが、超マイナーですからね…。
もっと日本でも淡水魚料理が普及すればいいのにな~。海の幸に恵まれているから難しいかもしれないけど、淡水魚料理もいいものです。
中国で家庭料理本を購入してしまいましたw
フナ、鯉、レンギョの調理の仕方がご家庭向けに紹介されていました。
スーパーで安い魚を買って来て中華風にして食べてみるのもオツかもしれませんね!
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