大ゴイ倶楽部が廃刊になりました。
大鯉研究所のブログにて確認しました。
大ゴイ倶楽部の足跡を辿る
日本の野鯉釣りの情報誌として長いあいだ野鯉ファンに親しまれてきた【大ゴイ倶楽部】が廃刊となった。 1995年の11月に、別冊フッシング第28号として廣済堂出版より初刊が発行されて以来、実に20年もの永きに亘り、野鯉釣り専門誌として野鯉釣り界を牽引してきた。 その功績を讃へ惜しむと供に、これまでの足跡を辿ってみたい。
リンク元:http://koiken.ogoi.org/
ちょっと見づらいですが、タイトル下の説明書きに書かれています。
私は大ゴイ倶楽部を購読しておりませんでしたし、その存在を知ったのは鯉釣りをはじめてからでした。2014年の秋くらいだったかなあ…。
地元の書店や大きめのチェーン店の釣り雑誌コーナー、釣り教本コーナーにも置いておらず、東京の三省堂書店を徘徊していた時に発見しました。
「『大ゴイ倶楽部』?なんか思いっきりまんまだなっ!」
釣り雑誌と言ったら、ブラックバス、ヘラブナ、海釣りなどが多く、鯉釣り雑誌は目にすることはなかったので、見つけた時はうれしかったですね。
2014年号だと思いましたが、メーターオーバーを釣り上げた人たちの武勇伝、釣果報告、釣れるポイント、鯉釣り大会の結果、釣り人の自分語りなどがメインでした。
うろ覚えですが、
・道糸1号でメーターオーバーの鯉を釣り上げることにこだわる鯉師のおじさん。 「道糸一号だから、錘とダンゴ餌のついた仕掛けを投げ損なうと糸がブチ切れちまう…」みたいなことが書いてありました。
・練りエサにとことんこだわって、団子を取り付けるまでに1時間以上を要する鯉師のおじさん。
はっきり覚えていないけど、個性的なキャラが鯉釣りとはなんぞやを語っていた気がいます。
立ち読みで済ませてしまいましたが、次号も読みたいなと思いました。
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しかし、無念の廃刊。
年刊ですら出すのも大変なのか…廃刊なんてあんまりです!(T_T)
鯉釣り雑誌の廃刊は過去にもありました。
「鯉釣りマガジン」の廃刊です。
鯉釣りマガジンは2007年、発行元の桃園書房の倒産に伴い廃刊。 今回の大ゴイ倶楽部ももしや?と思いましたが、そうではなく、色々な事情があったのでしょう。
大ゴイ倶楽部ってもともとは年2回発行されていたようです。それが年に1回の発行となりました。
今では「Carp Fishing」というヨーロピアンな鯉釣りマガジンが出ているようですが、私は未だお目にかかっていません。書店を探しても無いんですよ^^ この雑誌も実はピンチだったりして(冗談。
大鯉研究所の方と思われる方がまとめたレポートにも「Carp Fishing」について書かれていました。
http://www.tansuitaigyo.com/75847157.pdf
ボイリーが流行り始めた頃でしょうかね。
- 「雑誌の価格が高い」
- 「字が小さすぎて中高年には読みづらい」
- 「横文字アレルギーの釣り師がいるのでは」
- 「欧米か(タカアンドトシ)」
- 「『鯉マガ』の写真を転用しているのではないか」
- 「{ Carp Fishing }を日本語に直すと「鯉釣り」ではないか」
ちょっとイチャモンにも見えますが、気持ちはわかります。
鯉釣りマガジンが廃刊してから「カープフィッシング」なんて雑誌が登場したら、違和感なしにとはいきませんよね。
黒船来襲とは言わないまでも、「昔のスタイルからヨーロピアンにとって変わられつつあるのではないか」という憂慮も見えますね。
確かに、ヨーロッパからやってきた今のスタイルは優れているので日本でも受け入れられているのでしょう。だからヨーロッパがすごいと思いがちですが、小林重工さんは「鯉のユーロスタイルは優れている。しかしヨーロッパスタイル全てが日本よりも優れているわけではない。全体的に日本の釣りのレベルは他の国よりも高い」というような事を言っていました。
私のつり場には鯉釣り師は皆無なのでなんとも言えませんが、他の鯉釣りをやられている方のブログを見る限り、ボイリーを使ったユーロスタイルの人もいれば練りエサ団子で釣っている人もいます。
発泡吸い込み仕掛けなども考案されましたし。
ユーロスタイルの良いとこを学んで、あとは自分やその釣り場に合った仕掛けをうまく使い分けているのが大半だと思います。日本人はこのような工夫をするのが上手いので、ユーロスタイルが旧来のスタイルにとって変わるとは思えません。
SHIMANOのヨーロピアンカープフィッシング
http://tv.shimano.co.jp/movie/original/tsurikibun_36
動画の7:00あたりから寄せ餌を作っているのですが・・・麻の実やら他の練りエサのような物をガンガンぶち込んでいます。この時点ですでにエサ代5000円は軽く越えてそうですので、私には無理ですね^^;
自分の場合、ゼロ円糠+パン粉団子の吸い込み一本針で十分です。
話はそれましたが、鯉釣り好きとしては「大ゴイ倶楽部」廃刊は寂しいですね。
最新刊の「Carp Fishing」はまだ見ていないですが、大ゴイ倶楽部のように頑固そうな親父が鯉釣りについてのこだわりやうんちくを語る…古臭い雑誌って結構面白いんですよね。
鯉釣りに異常なこだわりを持ち、私のようなにわか鯉釣りを説教しそうな高年齢の鯉釣り師を見れるのもこんな雑誌だけだろうしな…。
現場では遭遇したくないし、実際に説教されるのも嫌な相手でしょうけど、こういう人たちを雑誌で見れなくなるのは寂しい。
クールでスポーティーな鯉釣りもいいけど、古臭くて頑固者の鯉師のつぶやきを見てみたい。もちろん、現場では遭いたくないけど^^;
さあ、今週末も鯉釣り行ってきます!
初心者用淡水雑魚釣り、鯉釣りをするための釣り道具
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